百人一首 85~88番

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85から88番

85番

作者 

俊恵法師

文法

「よもすがら」……一晩中

「で」……ないで

「ねや」……寝室

「ひま」……隙間

「さへ」……までも

「つれなかり」……薄情だ

意味

一晩中、物思いをしている頃は夜が明けないで寝室の隙間までもが薄情に思われることだ。

86番

作者 

西行法師

文法

「やは」……反語

「する」……使役

「かこち顔なる」……のせいにしている

意味

嘆けと言って月は物思いをさせるのであろうか。いや、そうではない。物思いを月のせいにしている私の涙であることよ。

87番

作者 

寂蓮法師

文法

「村雨」……にわか雨

「ぬ」……打消

意味

にわか雨の後の雨滴もまだ乾かない真木の葉に霧が立ち上っている秋の夕暮れよ。

88番

作者 

皇嘉門院別当

文法

「かりねのひとよ」……掛詞(仮寝の一夜、刈り根の一節)

「ゆゑ」……ために

「みをつくし」……掛詞(身を尽くし、澪標)

「わたる」……し続ける

「べき」……推量

意味

難波江の葦の仮り根の一節ような短い仮寝の一夜のために身を尽くして恋し続けることになるのだろうか。

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