百人一首 9~12番

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 9から12番

 

9番

 

作者 

小野小町

三十六歌仙の一人。

 

文法

「うつり」……「色あせる」

「にけりな」……「に(完了)+けり(詠嘆)+な(詠嘆)」

「いたづらに」……「むなしく」

「ふる」……掛詞(降る、経る)

「ながめ」……掛詞(長雨、眺め)

「し」……過去

 

意味

(桜の)花の色はいろあせてしまったことだなぁ。長雨が降っていた間に、私がむなしくこの世で過ごして物思いにふけっていた間に。

 

10番

 

作者 

蝉丸

不明なことが多い。

 

文法

「や」……「詠嘆」

「ぬ」……「打消」

「あふさか」……「逢ふ」と「逢坂」の掛詞

 

意味

これがあの行く人も帰る人も別れては逢い、知ってる人も知らない人も逢う逢坂の関なのだなぁ。

 

11番

 

 

作者 

参議篁(小野篁)

 

文法

「わたの原」……大海原

「八十島」……「多くの島」

「かけて」……「めざして」

「ぬ」……「完了」

「あま」……「漁師」

 

意味

大海原を多くの島を目指して漕ぎ出したと(あの)ひとに告げてくれ。漁師のつり舟よ。

 

12番

 

作者 

僧正遍昭

六歌仙および三十六歌仙の一人。俗名は良岑 宗貞(出家すると名前が変わる)。

 

文法

「天風」……「天風」

「しばし」……「しばし」

「む」……「意志」

 

意味

空の風よ、雲の隙間を吹きとざしておくれ。乙女の姿をもうしばらく見ていたい。

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