0に関する割り算
以下の3問解いてみてください。
問題
① \(0\div 3=\)
② \(3\div 0=\)
③ \(0\div 0=\)
解答
① \(0\)
②③ 答えなし(定義しない)
解説
① \(0\div □\) 型
これは\(0\) です。
\(=x\)と置いてみると例題の場合
\(3x=0\) となり、これを満たす\(x\)は \(0\) のみです。
② \(□\div 0\) 型
\(=x\)と置いてみると、例題は、\(0x=3\)となりこれを満たす\(x\)は存在しません。
答えが存在しない、解けないので 「不能」といいます。
\(y=\displaystyle\frac{a}{x}\)のグラフ描いてみても \(x\)=0のところでは対応する\(y\)の値がないことからも分かります。
③ \(0\div 0\)
これも\(=x\)と置いてみます。
すると\(0x=0\)という式になりました。
今度は、\(x\)に何を代入しても成立し、答えが一意に定まらないので「不定」といいます。
まとめ
\(0\div □\) 型 \(\cdots\) 0
\(□\div 0\) 型 \(\cdots\) 不能
\(0\div 0\) 型 \(\cdots\) 不定
不定や不能になってしまうため、$0$で割ってはいけないことになっています。