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レビチビタ記号
定義
レビチビタ記号は以下のように定義されます。便利なので導入されました。
\(\epsilon_{ijk}\) ※\(i , j , k =1 , 2 , 3\)
① \(\epsilon_{123}=1\)
② 添え字に同じ数字があれば\(0\)。\(\epsilon_{113}=0\)など。
③ \(\epsilon_{123}=\epsilon_{231}=\epsilon_{312}=1\)
\(\epsilon_{132}=\epsilon_{321}=\epsilon_{213}=-1\)
※奇数回の置換で\(\epsilon_{123}\) にできるものを\(-1\)、偶数回の置換で\(\epsilon_{123}\) にできるものを\(1\)と定義している。
重要公式
\(\epsilon_{ijk}\epsilon_{ilm}\)\(=\displaystyle\sum_{k=1}^{3}\epsilon_{ijk}\epsilon_{ilm}=\)\(\delta_{jl}\delta_{km}-\delta_{jm}\delta_{kl}\)
※\(\delta_{ij}\) は「クロネッカーのデルタ」と呼ばれる。
$$\delta_{ij}=\begin{cases}1 & (i=j) \\ 0 & (i\neq j)\end{cases}$$
レビチビタ記号を使うと外積が以下のように書ける。
\([\boldsymbol{A}\times \boldsymbol{B}]_{i}=\epsilon_{ijk}\boldsymbol{A}_{j} \boldsymbol{B}_{k}\)
ベクトル解析の公式の証明でよく使用される。